【小説レビュー】#Audible で読んだオススメ書籍2選【聴き放題対象作品】

雑記

 

Amazonが提供するオーディオブック、Audible(オーディブル)。

この記事ではAudibleヘビーユーザーの筆者が最近読んだオススメ書籍を2冊紹介します。

2冊とも聴き放題対象なので、無料体験でも楽しめます。

 

 

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逢坂冬馬「同志少女よ、敵を撃て」


同志少女よ、敵を撃て

2022年本屋大賞の大賞受賞作品。

朗読は声優の青木瑠璃子(オクトラのトレサ、アイマスの多田李衣菜ほか)。

独ソ戦が激化する1942年。ドイツ軍の殺戮により母親を奪われた少女セラフィマは、復讐のため女性だけの狙撃小隊に加わり、最大の激戦地スターリングラードへと向かう。
同志少女よ、敵を撃て | 逢坂 冬馬 |本 | 通販 – Amazon.co.jp

↑の紹介文は堅苦しい印象ですが、主人公は16歳の女の子。

更に主人公の仲間であるメインキャラクターは全員10代〜20代の女性。

それぞれが個性的かつ魅力的なので、戦争の話でも飽きることなく読めます。

 

戦場での悲惨で生々しいシーンや仲間との辛い別れのシーンもありますが、

時折ふっと笑えるシーンもあり、戦争以外の日常?シーンもあり。

どんどんストーリーに引き込まれ、一気に読んでしまいました。

狙撃訓練学校のシーンでは学園モノっぽくもあり、

同期の女の子との百合要素も少しだけあり。
重いストーリーですがラノベチックに楽しめます。

 

青木瑠璃子さんの朗読も最高でした。

キャラごとに声色を完璧に使い分けているので聴くのが楽しい。

特に重要シーンでの感情の乗った台詞は鳥肌モノ。

めちゃくちゃ面白かったです。

 

唯一欠点を上げるならば、長いこと。

オーディブル版の再生時間は15時間34分、単行本は496ページもあります。

でもそれだけ時間をかけて読む価値はあります。

長編が好きな人にはかなりオススメの書籍です!

 

青山美智子「赤と青とエスキース」


赤と青とエスキース

2022年本屋大賞の2位受賞作品。

朗読は声優の井上悟と疋田涼子。

メルボルンの若手画家が描いた一枚の「絵画(エスキース)」。
日本へ渡って三十数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいく――。
二度読み必至! 仕掛けに満ちた傑作連作短篇。
Amazon – 赤と青とエスキース | 青山 美智子 |本 | 通販

プロローグ、1〜4章、エピローグの構成。

4章のラストで「えっ?!」と思わず声が出てしまいました。

↑の紹介の「二度読み必至!」はマジです。

実際二度読みしました。
仕掛けが分かった後の二読目はまた違う楽しみがあります。

 

朗読も良かったです。

章ごとで主人公が違うため、男性主人公の章は井上悟さん、

女性主人公の章は疋田涼子さんが朗読しています。

それぞれキャラごとに声色を使い分け、感情表現も秀逸。

聴いていて楽しかったです。

 

内容は何を書いてもネタバレになるため、詳しくは読んで下さいとしか言えない…。

エピローグで全てが繋がり、読後に何とも言えない満足感と言うか清涼感が残ります。

心が温まる話が好きな人にオススメな書籍です。

 

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