格安スマホの中でY!mobile(ワイモバイル)と並んで知名度のある UQmobile(ユーキューモバイル)。
この記事では、UQモバイルへの乗り換えを検討している人向けにメリットと注意点を解説します。
※2023年2月現在の情報です。
概要
UQモバイルとはauのサブブランドであり、MVNOと呼ばれる格安スマホとは少し違います。
元々はKDDIの子会社でしたが、2020年にKDDIが事業を継承し、以降は同社が運営しています。
KDDIが2014年8月に設立した子会社「KDDIバリューイネイブラー」で同年12月にサービス開始したMVNOのブランドである。
その後、2015年10月にUQ WiMAXを展開するUQコミュニケーションズに吸収合併され展開されていたが、2020年10月にKDDIがUQコミュニケーションズからUQ mobile事業を継承し、同社が運営するMNOとなった。
ライトユーザー向けブランドとして、サービスやセット販売で提供する端末をミッドレンジ以下の機種に絞り、事業展開している。
UQ mobile – Wikipedia
そのため、UQモバイルはMVNOではなくMNOになります。
メリット
UQモバイルのメリットは以下の3点があります。
・大手キャリアと比べて料金が安い。
・実店舗で契約可能、ショップが多い。
回線がauと同じで通信速度が安定している
格安スマホは大手キャリアの回線を借りているため、混雑時には通信速度が遅くなる場合があります。
その点UQモバイルは自社の回線を使っているため通信速度は安定しています。
大手キャリアと比べて料金が安い
UQモバイルの料金表 | |||
くりこしプラン | くりこしS +5G | くりこしM+5G | くりこしL+5G |
通常料金 | 1,628円 | 2,728円 | 3,828円 |
セット割適用後料金 | 990円 | 2,090円 | 2,970円 |
データ量 | 3GB | 15GB | 25GB |
格安スマホと比べると高いですが、セット割適用で同等の料金になります。
実店舗で契約可能、ショップが多い
格安スマホはオンライン受付のみだったり、実店鋪があっても少なかったりします。
UQモバイルであれば量販店やショップで受付可能です。
しかし、この3点のメリットは全てY!mobileとかぶっています。(料金も同じ)
なのでY!mobileと比較したメリットも以下にまとめてみました。
Y!mobileと比較したメリット
①セット割未適用の場合はUQモバイルの方が安い
ブランド | プラン名 | 3GB | 15GB | 25GB |
UQモバイル | くりこしプラン+5G(S/M/L) | 1,628円 | 2,728円 | 3,828円 |
Y!mobile | シンプルS/M/L | 2,178円 | 3,278円 | 4,158円 |
セット割適用後は同じ料金ですが、割引前はUQモバイルの方が安いです。
②Y!mobileと比べてセット割対象の回線業者が多い
ブランド | セット割名称 | セット割対象回線 |
UQモバイル | 自宅セット割 | auひかり、電力系ひかり、地域のCATV、WiMAX、他 |
Y!mobile | おうち割光セット(A) | SoftBank光とSoftBank Airのみ |
UQモバイルはセット割対象回線がかなり多いです。
自宅セット割(対象となるご自宅のインターネット一覧)
auでんきでもセット割対象になります。
ソフトバンクでんきは光のセット割とは別に110円割引になります。(3年目以降は55円)
③Y!mobileには無い「通話パック(60分/月)」がある
10分カケホを付けるまでもないけど、少しは電話するという人に最適。
ブランド | 1回10分カケホ | 24時間カケホ | 月60分までカケホ |
UQモバイル | 通話放題ライト(880円) | 通話放題(1,980円) | 550円 |
Y!mobile | だれとでも定額(770円) | スーパーだれとでも定額(S)(1,870円) | 無し |
10分と24時間カケホはUQの方が110円高いですが、留守電や割込通話などのオプションが無料になります。
デメリット
逆にUQモバイルのデメリットは次の4つが挙げられます。
・無制限プランが無い。
・残価設定型プランが無い。
・名義変更などの出来ない手続きがある。
一部人気機種の取り扱いが無い
UQモバイルではiPhone14シリーズやGoogle Pixel、Galaxy S等の取り扱いがありません。
なのでその機種でUQを使いたい場合は、大手キャリアで購入後にSIMのみ乗り換えする必要があります。
無制限プランが無い
UQモバイルには大手キャリアにあるような無制限プランがありません。
増量オプション込で30GBが最大になります。
なので30GB以上使う人にはUQモバイルはオススメ出来ません。
残価設定型プランが無い
docomoの「いつでもカエドキプログラム」
auの「スマホトクするプログラム」
SoftBankの「新トクするサポート」
のような残価設定型プランがUQモバイルにはありません。
SoftBankは残価設定では無いですが似たような感じ
ただUQモバイルには10万円を超える高価な機種は取り扱いが無いため、さほどデメリットにはならないと思います。
名義変更などの出来ない手続きがある
大手キャリアでは出来るのに、UQモバイルでは出来ない手続きがいくつかあります。
以下に詳細と対処法を記載。
①名義変更
UQモバイルでは回線名義の変更が出来ません。家族間での変更も不可。
名義を変更したい場合は、UQに乗り換えする前に変更するか、UQから大手キャリアに乗り換え後に変更するしかありません。
改姓や契約者死亡による変更はお客様センターで出来ます。(店頭受付不可)
②電話番号変更
UQモバイルでは電話番号の変更が出来ません。
どうしても変えたい場合は、一度解約して新しく契約するしかないです。
③支払い名義変更
UQモバイルでは原則支払い名義の変更が出来ません。
新規契約時に限り、家族名義のクレカで申し込み可能ですが、後から支払い名義の変更は出来ません。
支払い方法の変更はウェブかお客様センターで出来ます。(店頭受付不可)
④一時休止
UQモバイルでは海外留学などで長期間使わない場合の一時休止は出来ません。
盗難/紛失時に不正利用を防ぐための緊急停止はありますが、利用料金は普通に発生します。
休止したい場合は、auに乗り換えてから休止するしかないです。
調べたら色々出来ない手続きがありました。
あと解約や料金収納が店頭受付不可だったりします。
ちなみにY!mobileでは回線休止以外の上記手続きは出来るようです。
まとめ
注意点はいくつかありますが、安定したau回線を格安で使えるメリットはかなり大きいです。
大手キャリアユーザーはもちろん、格安スマホユーザーにも自信を持ってオススメ出来ます!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
ちなみに筆者はワイモバイルユーザーです。
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