アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』の作中に登場するバンド、『結束バンド』のアルバムがかなり良かったので感想を書いてみました。
アルバム概要
「ぼっち・ざ・ろっく」とは「まんがタイムきららMAX」にて連載中の4コマギャグ漫画。
2022年10月〜12月にアニメが放送され話題になりました。
「結束バンド」は作中の主人公達のバンドで、フルアルバムが2022年12月28日に発売。
アルバムはOPテーマ、EDテーマ、劇中歌と新曲4曲を含む全14曲入り。
アルバムには、樋口愛、音羽-otoha-、中嶋イッキュウ(tricot、ジェニーハイ)、谷口鮪(KANA-BOON)、草野華余子、北澤ゆうほ(the peggies)、ZAQらが楽曲を提供しているほか、アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』12話のエンディングテーマとして使用されたASIAN KUNG-FU GENERATIONの楽曲『転がる岩、君に朝が降る』のカバーも収録されており、同バンドのボーカル、ギターを担当する後藤正文が発売に際してコメントを寄せた。
結束バンド (アルバム) – Wikipedia
可愛い女の子達がメインだからと見た目で侮ってはいけない。
参加アーティストはかなり豪華で、骨太で良質なバンドサウンドが聞けます。
アニメや原作を知らなくても、J-ロックが好きな人全てにオススメ出来るアルバムです。
アジカン、バンプ、ラッド辺りが好きな人には特にオススメ。
女性ボーカルならLiSAも近いかも。
収録曲
01.青春コンプレックス
作詞:樋口愛 作曲:音羽-otoha- 編曲:三井律郎 ボーカル:喜多郁代(長谷川育美)
主題歌にふさわしいアップテンポなロックチューン。
主人公の後藤ひとり(ぼっち)の心境を綴った歌詞がまた良い。
02.ひとりぼっち東京
作詞:樋口愛 作曲:永井正道 編曲:三井律郎 ボーカル:喜多郁代
シングル「青春コンプレックス」のカップリング曲。
イントロ無しAメロから始まるエモくて疾走感のある曲で、骨太なギターサウンドがカッコいい。
03.Distortion‼
作詞作曲:谷口鮪(KANA-BOON) 編曲:三井律郎 ボーカル:喜多郁代
アニメ1〜3話のEDテーマ。
明るくキラキラしたポップチューンで、1,2曲目とは違って歌い方も明るい。
やっぱりKANA-BOONっぽい。というかまんま。
04.ひみつ基地
作詞:ZAQ 作曲:吉岡大地 編曲:三井律郎 ボーカル:喜多郁代
劇中では使用されていない新曲その1。
3曲目に続いて爽やかでポップな曲。
この曲はとにかく喜多ちゃん(ボーカル)の歌声が可愛い。
「夜更しお寝坊 だめゼッタイ」
05.ギターと孤独と蒼い惑星
作詞:ZAQ 作曲:音羽-otoha- 編曲:akkin ボーカル:喜多郁代
アニメ5話で披露された楽曲で、タイトルは原作のマンガにも出てます。
シリアスでどこか哀愁漂うロックナンバー。神曲。
ぼっちのネガティブな歌詞とキレのあるギターがめちゃくちゃカッコいい。
ちなみにアニメでは演奏後にダム映像が流れる…。
06.ラブソングが歌えない
作詞:ZAQ 作曲:塚田耕平 編曲:akkin ボーカル:喜多郁代
劇中では使用されていない新曲その2。
5曲目に続いてネガティブな歌詞と重厚なサウンドがカッコいいロックナンバー。
「ああ 嫌だ 嫌だ 嫌だ」
07.あのバンド
作詞:樋口愛 作曲:草野華余子 編曲:三井律郎 ボーカル:喜多郁代
アニメ8話で披露された楽曲。6話でもギターとベースだけverが。
原作ではオーディションの時にタイトルが出ています。
緊張感のあるハードなロックナンバーで、荒ぶるサウンドがカッコいい。
アニメ版ではぼっちのキレッキレのギターソロから始まります。
08.カラカラ
作詞作曲:中嶋イッキュウ(tricot) 編曲:三井律郎 ボーカル:山田リョウ(長谷川育美)
アニメ4~7話のEDテーマ。ボーカルはベースの山田リョウ(cv:長谷川育美)。
透き通った歌声と緩急のあるサウンドがクセになる。かなり好き。
09.小さな海
作詞作曲:音羽-otoha- 編曲:三井律郎 ボーカル:喜多郁代
劇中では使用されていない新曲その3。
これまでの曲と打って変わって静かなイントロから始まる。
徐々に盛り上がっていき、エモいロックサウンドになっていく。
アルバムのラストにありそうなドラマティックな楽曲。
10.なにが悪い
作詞作曲:北澤ゆうほ(the peggies) 編曲:三井律郎 ボーカル:伊地知虹夏(鈴代紗弓)
アニメ8~11話のEDテーマ。ボーカルはドラムの伊地知虹夏(cv:鈴代紗弓)。
虹夏ちゃんのキュートな歌声が似合う、the peggiesっぽい可愛いポップソング。
11.忘れてやらない
作詞:ZAQ 作曲:吉岡大地 編曲:三井律郎 ボーカル:喜多郁代
アニメ12話の頭から披露された楽曲。文化祭ライブの1曲目。
明るくキャッチーでストレートなロックナンバー。
イントロのフレーズが頭に残るし、Bメロとサビのキメが好き過ぎる。
12.星座になれたら
作詞:樋口愛 作曲:内藤英雄 編曲:三井律郎 ボーカル:喜多郁代
アニメ12話の文化祭ライブ2曲目として披露された楽曲。
明るくポップなギターロックでApple Musicの結束バンドトップソング。
ぼっち視点の喜多ちゃんを思うような歌詞もまた良い。
逆にアルバムに収録されているバージョンは、本来ぼっちが弾きたかったギターソロが入っています。最終話の「星座になれたら」は涙が出ますよね。1番のサビで弦が切れて、ぼっちがソロを弾けなくなるところからの喜多ちゃんがめちゃめちゃ熱いんですよ! 普段のバッキングよりも熱い演奏をして、ぼっちのために時間を稼ぐんですよね。それまでぼっちに助けてもらっていた喜多ちゃんが、ここでぼっちを助けるという流れがすごく良くて。
結束バンドの神アルバムはこうして生まれた!TVアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』長谷川育美×三井律郎×岡村 弦スペシャル座談会(後編) – リスアニ! – アニメ・アニメ音楽のポータルサイト
ぼっち・ざ・ろっくの最終回を神回たらしめる、まさに神曲。
13.フラッシュバッカー
作詞作曲:音羽-otoha- 編曲:三井律郎 ボーカル:喜多郁代
劇中では使用されていない新曲その4。
切なくもエモい、スローなロックバラード。
この曲がアルバムのラストでも良いと思うけど、次の曲がまた良き。
14.転がる岩、君に朝が降る
作詞作曲:後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION) 編曲:三井律郎 ボーカル:後藤ひとり(青山吉能)
アニメ12話のEDテーマ。アジカンのカバー曲で、ボーカルはギターのぼっち(cv:青山吉能)。
キーが変わってるくらいで原曲ほぼそのまま。
ぼっちのアニメの声のままのボーカルだけどそれが良い味出してる。
アニメ最終回、アルバムのラストに相応しい曲。
原作のススメ
ぼっち・ざ・ろっく! 1巻 – はまじあき – ebookjapan
原作は2023年2月現在で5巻出ていて、アニメは2巻の半分ちょいのところまで。
ぼっち達はその後フェスを目指したり、MVを作ったり、進級したり、レコーディングしたり。
正直言ってめちゃくちゃ面白いので、アニメで好きになった人は全員読むべき。
基本全キャラ良い人なので、気持ちよく読めます。
電子書籍なら個人的にeBookJapanがオススメ。
Softbank / Y!mobileユーザーなら金曜日に全額PayPay決済で買うと約50%オフになります。
総評
ぼっち・ざ・ろっく! 5巻【特典付き】 – はまじあき – ebookjapan
筆者は最初にサブスクでアルバムを聞いて気になり、その後でアニメ全話視聴した人です。
そしてアニメの面白さと楽曲のクオリティの高さに驚き、遅れてドハマりしました。
続いて原作も全巻読破し、この感動を知らない人にも伝えたいと思いブログを書いてみました。
楽曲はもちろん、声優陣のボーカルもかなりクオリティが高いです。
ボーカル喜多郁代役の声優、長谷川育美の歌唱力と安定感はかなりのもの。
山田リョウ役の水野朔は透き通ったキレイなハイトーンボイス。
伊地知虹夏役の鈴代紗弓はそのまま虹夏で可愛い歌声。
後藤ひとり役の青山吉能もそのままぼっちで儚くも力強い。
気になる方は是非アニメを見て、アルバムを聴いてみてください。
アルバム先でもいいですが、アニメを見た後に聴くと感動が違います。
J-ロック好きにもアニメ好きにも自信を持ってオススメできる作品です。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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