ヨルシカ「盗作」あらすじ

音楽

盗作 (小説「盗作」、少年が弾いた「月光ソナタ」カセットテープつき初回限定盤) [ ヨルシカ ]
ヨルシカの3rdフルアルバム「盗作」。
その初回盤に付属している小説の内容を紹介。
完全にネタバレをしているので注意。

スポンサーリンク

小説の概要

小説には一から十四の漢数字が振られていて、

全14章の167ページ(歌詞ページ含む)もある。

小説は大きく2つのパートに分けられる。

  • 俺と少年のパート
  • 俺が週刊誌のインタビューに答えているパート

それぞれのパートにも時系列がいくつか存在する。

  • 俺の父親の話
  • 俺の子供時代の彼女(後の妻)との思い出
  • 俺の青年期(空き巣)
  • 俺が空き巣を辞めた後
  • 現在(俺と少年)
  • 現在(インタビュー)

これらがそれぞれのパートで順序関係なく語られているものだから、

時系列がごっちゃになっていて正直解り辛い。

ここでは時系列順にあらすじを紹介していく。

登場人物

俺(私)

主人公。語り手。
台詞では俺と言うが、それ以外は私と言っている。
元空き巣。作曲家。父子家庭で育つ。

少年

俺に懐いてよく絡むようになった子供。
母子家庭。年の頃は十に満たないほど。

俺の妻

故人。死因不明。
俺の幼馴染で7つ年上。

俺の父親

故人。死因不明。
飲んだくれ。音楽評論家。

少年の母親

ステンドグラス、ガラスアート作家。

時系列順 小説のあらすじ

俺の父親の話

父はいつもリビングでクラシックのレコードを流していた。

父はひどい人間だったよ。
酒に飲まれ、リビングで転がったまま酔いつぶれる。
母とは俺が幼いころに離婚したらしい。

評論家としては多少名の知れた存在であり、
現代音楽への評論を中心に様々な場所で活動していた。

俺の子供時代の彼女(後の妻)との思い出

妻と初めて出会ったのは小学校に上がったころだった。

バスを待つ時間に話した時、不思議と馬が合った。

一緒に花火を見に行った。


ヨルシカ – 夜行 (OFFICIAL VIDEO)

彼女の進学に伴う上京以降連絡を取ることは無くなっていた。

俺の青年期(空き巣)

父親に耐えられなくなった俺は18の時に家を出る。

ある時、路上で空き巣の仕事を持ち掛けられ、悩んだ挙句引き受けた。

しばらく空き巣をした後、俺に話を持ち掛けた男が捕まった。

その後は一人で日中専門の空き巣として生きていた。

俺が空き巣を辞めた後

公共施設で女性が泣きながらピアノを弾いてるのを偶然見る。

そのピアノを弾くと得も言われぬ感覚が胸を支配した。

それが俺が空き巣を辞めた理由であり音楽を始めたきっかけでもある。

音楽を作り始め、音楽で生計を立てられるようになった。

そんな時、あの公共施設でもう一度彼女と出会った。

彼女は子供時代の幼馴染だった。

そこから交際が始まり、しばらくして結婚した。

幸せな暮らしだったが、ある時に死んだ。

数か月後まで入っていた仕事のすべてを断った。

しばらく妻の事を考える。目標を定める。

音楽を作ることを再開する。盗作を始める。

盗作を始める


ヨルシカ – 思想犯(OFFICIAL VIDEO)

俺には盗みの才能がある、俺はメロディの美しさを知っている。

そうして何年もかけて今の地位を得ることに成功した。

国際祭典のメインテーマ作曲の仕事が来た。

その大きな仕事を一つ終えた。

少年との出会い

少年と出会う。

少年の万引きを目撃。

駅前のロータリーで少年と並んでベンチに座っていた。


ヨルシカ – 春ひさぎ(OFFICIAL VIDEO)

少年が母親のステンドグラスの工房を見せてくれた。

ある日、少年が俺の事務所に来る。

ピアノに興味を持つ。

少年が事務所を度々訪れるようになった。

ピアノを教える。

「おじさんピアノ好きなの?ピアノ作ってあげるよ。」

「母さんも連れてきていい?」

少年と近くなりすぎた、潮時だな。

少年の万引きの真相

少年は母親の作った売り物を盗んで壊していた。

母親のステンドグラスが好きだったが、

別のものを作ってるのが嫌で壊していた。

だがその盗んだ商品の代金を母親は払っていた。

もう事務所には来るな。

インタビューで盗作を告白


ヨルシカ – 盗作(OFFICIAL VIDEO)

俺はあの時から、盗作家の破滅を描いた俺と言う作品を作ろうと考えていた。

最初から俺自身の破滅が目的だよ。

それがもうこの穴が満たされる唯一の方法だと知っていた。

だから俺は盗んだんだ。

なぁいい記事を書いてくれよ。

俺はこの瞬間だけを楽しみにして生きてきたんだ。

インタビューが週刊誌に載る

世界中を巻き込んで催される祭典が始まった。

その祭典のメインテーマを作曲した男による盗作の告白が週刊誌に載る。

扉に盗人と書かれた紙。仕事を頼む人などいない。

広場のベンチに座っていたら少年を見つけた。

「僕、引っ越すんだ、遠いとこ」

少年が去った後に紙袋が置かれていることに気づいた。

中にはステンドグラスのピアノが入っていた。


ヨルシカ – 花に亡霊(OFFICIAL VIDEO)

雑感

花に亡霊はボーナストラックみたいな感じかな🤔

少年は後のエイミー?🤔

父の死亡時期が不明。

俺が作曲家として生きていることを知っていたようだ。

妻の死後~国際祭典の仕事前?

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました