2018年5月9日発売のヨルシカの2nd Mini Album。
このアルバムの初回盤には歌詞カードとは別のブックレットが封入されている。
今更だけどその内容を紹介。ネタバレなので注意。
ブックレット「生まれ変わり」概要
全6ページのショートショートを収録。
後のアルバムに付属している読み物と比べるとかなり短い。
2分で読める。
登場人物
私
語り手。女性。
バス停留所で彼と出会う。
彼
私が出会った幽霊。男性。
停留所のベンチに座っていた。
あらすじ【ネタバレ】
ある朝、停留所の中を覗くと、木製のベンチに幽霊が座っていた。
隣に座っても良いですかと、と聞くと、幽霊は頷き、はい、と答えた。
翌日も幽霊は同じ場所に座っていた。
停留所の幽霊と話すことは、私の日課となった。
彼は生まれ変わりを信じていた。
彼には心に想う人がいるらしく、偶にこうして空を見上げては、思い返しているのだという。
もし一眼でも彼女を見ることが出来たなら、自分はもう満足だよ。
それ程ならば、どうして毎日ここで座っているのだろうか。
「彼女がもし生まれ変わっているのなら、きっとここへ来ているだろうから。」
何か夢を見ているような心地のまま、私もずっと貴方を待っていました、と言った。
そうか、君だったのか、と言った。
それ以来、私は生まれ変わりを信じている。
他の楽曲との関わり
1st Mini Album「夏草が邪魔をする」収録の「言って。」「雲と幽霊」と内容は繋がっている。
時系列で並べると「言って。」→「雲と幽霊」→「生まれ変わり」となり、
「言って。」は”私(女性)”目線の亡くなってしまった彼を想う曲、
「雲と幽霊」は”僕(幽霊)”目線のアンサーソング、
「生まれ変わり」は”幽霊になった僕”の後日譚という感じ。
「負け犬にアンコールはいらない」のインスト曲、「前世」「落下」「夏、バス停、君を待つ」にもブックレットには詩があり、僕(幽霊)目線で書かれている。
MV紹介
言って。
雲と幽霊
インタビュー記事
ヨルシカは音源だけMVだけでも十分楽しめるけど、歌詞や付属の読み物も読むとより一層楽しめる。
今後出るであろう「又三郎」収録のアルバムも楽しみ。
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